教員向け職務経歴書の書き方完全ガイド①「企業に伝わる職務経歴書」の作り方

セカンドキャリア

 

「教員を辞めて転職したいけれど、職務経歴書って何を書けばいいの?」

これは、多くの先生が最初に悩むことではないでしょうか。

私も30年以上、公立学校の教員として勤務してきました。

教員は履歴書を書く機会はあっても、職務経歴書を書く経験はほとんどありません。

そのため、

  • 学級担任しかしていない
  • 特別な資格がない
  • 民間企業で評価される経験がない

このように考えてしまい、自信をなくしてしまう先生も少なくありません。

しかし、それは大きな誤解です。

企業が知りたいのは、

「教員だった」という事実ではありません。

「教員としてどんな成果を出し、どんな能力を身につけたのか」

を知りたいのです。

実際、教員は毎日、

  • 人を育てる
  • 問題を解決する
  • 計画を立てる
  • 多くの人と調整する

という、企業でも高く評価される仕事をしています。

この記事では、30年以上教員として働いてきた経験をもとに、

企業に伝わる職務経歴書の書き方

を詳しく解説します。

この記事を読み終える頃には、

「何を書けばいいか分からない」

という不安はきっと小さくなっているはずです。


職務経歴書とは?

職務経歴書とは、

「これまでどのような仕事をしてきて、どんな成果を出してきたのか」を企業へ伝える書類

です。

履歴書との違いは、

履歴書がプロフィールなら、

職務経歴書は

「仕事のプレゼン資料」

というイメージです。

企業は職務経歴書から、

  • どんな経験があるか
  • どんな強みがあるか
  • 自社で活躍できそうか

を判断しています。

つまり、

教員として30年間働いたという事実よりも、

その30年間で

何をしてきたか

が重要なのです。


教員の職務経歴書で採用担当者が見ているポイント

企業の採用担当者は、

「学校でどんな授業をしたか」

よりも、

その経験を仕事にどう活かせるかを見ています。

例えば、

教員として当たり前にやってきたことでも、

企業では高く評価されます。

例えば、

学級経営

↓

30人以上のメンバーをまとめ、

目標達成へ導いた経験


保護者対応

↓

クライアント対応力

問題解決能力


学校行事

↓

プロジェクト管理能力

イベント運営能力


校務分掌

↓

組織運営能力

リーダーシップ


教材研究

↓

企画力

改善力

分析力

このように、

「教員用の言葉」

を

「企業が理解できる言葉」

へ置き換えることが大切です。


職務経歴書を書く前に準備すること

いきなりパソコンを開いて書き始める必要はありません。

まずは紙に書き出してみましょう。

おすすめは次の4つです。

担任した学年

例

  • 小学校3年
  • 小学校6年
  • 中学校1年

など


担当した校務

例えば

  • 学年主任
  • 教務主任
  • 生徒指導
  • 研究主任
  • ICT担当
  • 特別支援教育コーディネーター

など


力を入れたこと

例えば

  • ICT教育
  • 学力向上
  • 学級経営
  • 保護者との連携
  • 特別支援教育

など


数字で表せる実績

企業は数字を好みます。

例えば、

  • 担任30名
  • 年間授業数700時間
  • 学年120名
  • 学校行事500名参加

など、

数字があるだけで説得力が増します。


教員向け職務経歴書の基本構成

一般的な職務経歴書は、

次のような構成になります。

職務要約

これまでの経験を200〜300文字でまとめます。


職務経歴

勤務校ごとに、

担当業務や成果を書きます。


活かせるスキル

企業で活かせる能力を書きます。


保有資格

例

  • 小学校教諭一種免許
  • 中学校教諭一種免許
  • 高等学校教諭一種免許
  • 英検
  • TOEIC

など


自己PR

最後に、

「だから私は御社で活躍できます。」

を伝える部分です。


最初に書くべき「職務要約」とは?

職務要約は、

採用担当者が最初に読む部分です。

ここが魅力的でなければ、

その先を読んでもらえないこともあります。

目安は200〜300文字程度です。


悪い例

公立小学校で30年間勤務しました。

担任を経験しました。

学校行事にも取り組みました。


これでは、

どんな先生だったのか分かりません。


良い例

私は30年以上、公立小学校教員として勤務し、学級担任を中心に学年主任や校務分掌など幅広い業務を担当してきました。

児童一人ひとりに寄り添った学級経営を大切にしながら、保護者対応や学校行事の企画・運営にも携わり、組織全体の円滑な運営に貢献してきました。

コミュニケーション力、課題解決力、人材育成力を強みとしており、教育現場で培った経験を新しい環境でも活かしたいと考えています。


このように、

経験

↓

成果

↓

強み

↓

今後どう活かしたいか

という順番で書くと読みやすくなります。


まとめ

教員の職務経歴書で大切なのは、

「教員の仕事を書く」のではなく、「企業で活かせる経験として伝える」ことです。

まずは、

  • 担任した学年
  • 担当した校務
  • 力を入れた取り組み
  • 数字で表せる実績

を整理するところから始めましょう。

次回は、「職務経歴」の書き方を詳しく解説します。

勤務校ごとの書き方や、小学校・中学校・高校別の例文、採用担当者の目に留まりやすい表現方法など、すぐに使える具体例を紹介します。

教員向け職務経歴書の書き方完全ガイド②
前回は、職務経歴書の基本構成や「職務要約」の書き方について解説しました。今回は、採用担当者が最も重視する「職務経歴」の書き方を詳しく説明します。私は30年以上、公立学校の教員として勤務し、現在も非常勤講師として教育現場に関わっています。教員

コメント

タイトルとURLをコピーしました