はじめに
「指導案づくりに何時間もかかってしまう……。」
そんな悩みを抱えている先生は多いのではないでしょうか。
教材研究、学習指導要領の確認、評価規準の整理、発問の検討など、指導案を作成するまでには多くの時間が必要です。
そこでおすすめなのが、Googleが提供するAIツール「NotebookLM」です。
NotebookLMは、インターネット上の情報を自由に検索して答えるAIとは異なり、自分が読み込ませた資料だけをもとに回答してくれます。そのため、学習指導要領や教科書会社の指導資料、学校で使用している年間指導計画などを読み込ませれば、それらを踏まえた指導案のたたき台を作成できます。
この記事では、AI初心者の私がNotebookLMを使って指導案を作ってみた内容を紹介します。
NotebookLMとは?
NotebookLMはGoogleが開発したAIノートツールです。
最大の特徴は、「自分が登録した資料だけをAIが参考にする」ことです。
例えば、次のような資料を登録できます。
- 学習指導要領
- 教科書会社の指導資料
- 年間指導計画
- 単元計画
- 教材研究資料
- Googleドキュメント
これらをもとに、AIが質問に答えたり、文章を作成したりしてくれます。
指導案作成でNotebookLMを使うメリット
学習指導要領を確認する時間を短縮できる
必要な内容をAIが整理してくれるため、該当箇所を探す時間を減らせます。
教材研究を効率化できる
登録した資料から、
- 単元のねらい
- 指導のポイント
- 評価の観点
などをまとめてもらえます。
発問を考えてくれる
例えば、
「子どもが主体的に考える発問を5つ考えて」
と依頼するだけで、複数の案を提案してくれます。
評価規準を整理できる
知識・技能、思考・判断・表現、主体的に学習に取り組む態度の3観点を意識した評価規準のたたき台も作成できます。
NotebookLMで指導案を作る手順
STEP1 資料を準備する
まずは、指導案作成に必要な資料を集めます。
PDFを読み込ませてもいいし、学校独自の指導案の形式などを写真に撮ってもOKです。
おすすめは次の5つです。
- 学習指導要領
- 年間指導計画
- 教科書会社の指導資料
- 単元計画
- 教材研究資料
STEP2 NotebookLMに資料を登録する
新しいノートブックを作成し、準備したPDFやGoogleドキュメントを追加します。
資料の読み込みが終わると、AIが内容を理解した状態になります。

STEP3 AIに質問する
ここからは質問するだけです。
例えば、次のように入力します。
プロンプト①
この資料をもとに、小学校5年生国語「○○」の45分間の指導案を作成してください。
プロンプト②
本時のねらいを3案提案してください。
プロンプト③
子ども同士の対話が深まる発問を10個考えてください。
プロンプト④
本時の評価規準を3観点で整理してください。
プロンプト⑤
予想される児童の反応と、それに対する教師の支援を表でまとめてください。
私がおすすめする使い方
NotebookLMは「完成品を作ってもらう」よりも、「相談相手」として使うのがおすすめです。
例えば、
- 発問を増やしたい
- 活動をもっと主体的にしたい
- 評価規準を見直したい
- 導入をもっと面白くしたい
といった相談をすると、自分では思いつかなかったアイデアが得られることがあります。
利用する際の注意点
AIが提案した内容は、そのまま使わず必ず確認しましょう。
また、
- 児童生徒の氏名
- 成績
- 個人情報
- 学校外に出せない資料
などは、学校や教育委員会のルールを確認したうえで取り扱うことが大切です。
NotebookLMは読み込ませた資料をもとに回答するため、どの資料を使うかも重要です。
まとめ
NotebookLMは、指導案作成の時間を短縮しながら、教材研究の質を高められるAIツールです。
特に、学習指導要領や教科書会社の資料をもとに指導案を考えられる点は、教員にとって大きな魅力といえるでしょう。
AIは教員に代わって授業をするものではありません。しかし、授業づくりを支える「頼れるアシスタント」として活用することで、教材研究や授業改善により多くの時間を使えるようになります。
まずは1つの単元でNotebookLMを試し、その便利さを実感してみてはいかがでしょうか。



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