「教員を辞めたいと思うなんて、自分が弱いのだろうか」
教員として働いていると、一度はそんなことを考えた経験があるかもしれません。
私自身、小学校教員として30年以上勤務してきました。その中で「辞めたい」と感じたことは一度や二度ではありません。
しかし今振り返ってみると、その気持ちは決して甘えではなかったと思っています。
なぜなら、教員という仕事は子どもたちと向き合うだけではなく、多くの責任と負担を抱える仕事だからです。

教員を辞めたいと思う先生は決して少なくない
教員はやりがいのある仕事です。
子どもたちの成長を間近で見ることができ、「先生ありがとう」という言葉をもらえる瞬間は何ものにも代えがたい喜びがあります。
私も教員の仕事が好きでしたし、今でも教育に関わる仕事を続けています。
一方で、現実には授業以外の仕事が非常に多くあります。
- 学級経営
- 保護者対応
- 学校行事の準備
- 校務分掌
- 会議や研修
- 報告書作成
- 若手教員の指導
こうした業務が積み重なり、心身ともに疲れ切ってしまう先生も少なくありません。
実際、「教員 辞めたい」というキーワードが毎月多く検索されていることからも、多くの先生が同じ悩みを抱えていることが分かります。
私が「辞めたい」と感じた理由
私の場合、教員の仕事そのものが嫌になったわけではありません。
大きな理由は、家庭の状況の変化でした。
私は三人の子どもを育てながら、30年以上フルタイムで働いてきました。
さらに両親との二世帯同居を続けていました。
近年になり、母は認知症と脳出血の影響で要介護5となりました。
父もパーキンソン病を患っています。
学校では子どもたちのために全力を尽くしたい。
しかし家に帰れば介護が待っています。
どちらも大切だからこそ、時間も気力も足りない。
そんな状態が続く中で、
「このままフルタイム勤務を続けてよいのだろうか」
と考えるようになりました。
「辞めたい」は危険信号ではなく大切なサイン
多くの先生は責任感が強い人です。
そのため、
- まだ頑張れるはず
- みんなも大変なのだから
- 自分だけ弱音を吐けない
と考えてしまいがちです。
しかし、「辞めたい」という気持ちは決して悪いものではありません。
むしろ、自分自身の心や体が発している大切なサインです。
もしそのサインを無視し続けると、
- 睡眠不足
- 体調不良
- 気力の低下
- メンタル不調
につながることもあります。
まずは「なぜ辞めたいのか」を整理することが大切です。
辞めることだけが正解ではない
私は今年、教員を退職しました。
しかし、教育の仕事から完全に離れたわけではありません。
現在は会計年度職員(非常勤講師)として勤務し、新規採用教員の指導の仕事をしています。
勤務時間が減ったことで、介護との両立がしやすくなりました。
また、空いた時間を活用して家庭教師やブログ運営など、新しい働き方にも挑戦しています。
この経験から感じるのは、
「教員を辞める」と「教育を辞める」は違う
ということです。
常勤教員以外にも、教育経験を活かせる働き方は数多くあります。
まずは自分を責めないでほしい
もし今、この記事を読んでいるあなたが「教員を辞めたい」と感じているなら、まず伝えたいことがあります。
それは、
「辞めたいと思うことは甘えではない」
ということです。
仕事、人間関係、子育て、介護、健康など、人それぞれ事情は異なります。
大切なのは、自分を責めることではなく、自分の状況を冷静に見つめることです。
次章では、多くの先生が「辞めたい」と感じる具体的な理由について詳しく見ていきます。
あなた自身の悩みと重なるものがないか、一緒に整理していきましょう。



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